アナログディバイスが加速する世の中になる。


2011年、みんなソーシャル、ソーシャルと騒いでいたが、2012年に入って、ちょっと落ち着いた感じがあるかな。で、色々な意見や考え方があると思うが、ボクが一番感じている事のひとつが

「アナログディバイスが加速する世の中になる。」

ということだ。

ひと昔前までは、デジタルディバイスが加速するなんて、言われてた時代もあるが、デジタル機器に触れない方は、もう、後5年もすれば、ビジネスの第一線からは完全に引退されるし、今でも、もうそんな少数派の方のことを語っている人もいないだろう。

となると、デジタル機器を活用してビジネスを展開すること自体は、もう完全に当たり前の時代になっている。が、今だに、ファックスでしかセミナーの申し込みができない商工会議所とか、電話でしか会場を申し込めない施設とかあって、ちょっと時代錯誤に頭に来ることもあるが、基本的には、もう完全にデジタル社会に移行したと考えて言いだろう。

となると、問題は、このデジタル社会をどう生きているのか?という問題になる。

例えば、Twitterでの炎上事件やFacebookのグループ機能を中身を良くみると見えてくる最大の現象が、

全ての発言が可視化されるということではないだろうか。

この部分は、意外に大きい。全ての発言が可視化されるということは、まず、個人の発言量が可視化されることになる。つまりだ。今まで、密室の中の会議であれば、当然そのメンバー間のみでしか、発言していた人と発言しなかった人との認識が共有されなかった。しかし、今日、ネット上の発言は、良くも悪くも数多くの人に晒される事になり、それが、みんなに認知されることになる。特にTwitterは、その発言の質や量、共に様々、晒されることになる。

「へぇ〜、あの人、意外に良いこと考えていたんだね」ということも、「アイツ、やっぱりバカだ!」っていうことも、全て晒される可能性があるわけだ。

そして、そのネット上の会話のセンスによって、適性なコミュニケーション能力があるのか、ないのか?というデジタルとは関係ない分野のアナログ的なモノの能力が、今まで以上に問われるのである。また、そこに間違いなくアナログ的なディバイスができていることも間違いない。例えるならば、ネット上で発言している全ての人が、テレビのバラエティ番組のひな壇芸人と同じなのである。誰が面白いか、誰が面白くないか。誰がしゃべって、誰が黙っているのか、みんな可視化されるのである。

企業の担当者であれ、個人事業主であれ、そこは気をつけなければならない。もうデジタル機器の使いこなし方を問いている時代もなく、

いかに人とコミュニケーションをとっていける人材なのか?という問題になって来ているのが、今の時代であるといえるのだろう。また、再び、「真相心理学」とか「社会心理学」とか、流行るのかも知れない。

 


講演の依頼、問い合わせは、Facebookのメッセージまたは、下記のメールアドレスまでお願い致します。
Facebookのメッセージを送る。
shiomi@prounit.jpにメールを送る。

ページトップへ