ソーシャルメディア時代の情報収集方法


NewImage

ソーシャルメディアが発達して、情報発信に注目が集っていますが、情報収集方法の概念も大きく異なっていると思うのです。今回、ちょっとそのポイントを解説してみようと思っております。

情報収集もピンポイントに。

一昔前なら、「情報収集はどうされていますか?」という答えには、ワールドビジネスサテライトを毎日見ているとか、日経新聞を毎朝読んでいるとか、情報収集という概念の主軸にはメディアがあったと思います。しかし、今日の情報収集方法は明らかに異っていると思うのですよ、ね。Twitterしていますとか、LINEしていますとかの答えも、確かにあると思うのですけど、それよりも、Twitterで誰をフォローしているのか?LINEで誰と繋がっているのかというのが、とても重要な要素になっているわけでして。情報収集の対象がメディアから、よりパーソナルな、誰から?とか、誰の情報?という要素が非常に強くなっているですよ、ね。

つまり、政治の事に関心がある方は、もう朝日新聞や日経新聞という記者からの情報を得るよりも、阿倍総理や橋下市長のTwitterを見ている方が余程ダイレクトに情報収集ができる時代になったという事です。

と、なると、全てが並列処理される

となると、政治家からダイレクトに発信される情報もあるし、朝日新聞からの情報も並列にあるという事になります。となるとユーザーは、「へぇ〜、朝日新聞さんって、こう考えているんですね」とか、メディア主張を、今まで以上に客観視できる様になります。これは、メディアにとっては脅威なのかも知れません。Ustreamで、ある新聞記者の質問が幼稚過ぎて、Twitter上で炎上している事件もありましたが、これなどは、最たる例で、全て露出、全てが並列処理される時代になっているといえます。

ですので、取捨選択の時代になっているわけで。

となると一人の情報処理能力を超える情報が、各自の上に降り注いているわけでして、例えば「友人が新しい事務所をオープンさせた情報」と「普天間基地移転を扱った情報」が、同時に降り注いでくるわけです。世間一般の情報としては、そりゃ、普天間基地の問題の方が大きい問題なのですが、個人的には、友人が新しい事務所をオープンさせた情報の方が重要な時もあるのでしょう。つまり、その時々において、その個人にとっては重要な情報が変わるわけでして、これらの情報が自分の取捨選択で、同レベルに入手できるのが、ソーシャルメディア時代のオモシロイところなのです。

それほど能動的でなくても良いという言い方も。

ソーシャルが発達する前までのインターネットの時代は、こちらからgoogleで検索して、情報を取りにいっていた時代です。つまり、そこには、「この情報を調べたい!」という強い欲求が生じていた訳です。それが、ソーシャルメディアの時代になると、TwitterやRSSを活用して、情報が向こうから入っている時代になっているのです。例えば、僕が、先日、Facebookで、もし、アニソンがすべて昭和のロボットアニメ風だったら というCDを紹介したところ、オモシロイという事で、多くのシェアを頂きました(笑)。これなど、あえて自分でgoogleで調べようと思わないが、見ると気になるという情報のひとつなんだろうと思ったりします。

無理やりまとめると

無理やりまとめて見ると、ソーシャルメディア時代の情報収集は、

・情報ソースがメディア単位から、個人単位へシフトして、その数は無数にある。
・ですので、誰の情報ソースを自分は楽しむのか、必要とするのかは、すごく重要な課題となる。
・その選択ができることを、ソーシャルメディアの時代は楽しむ位の気持ちで丁度良い。

っていう感じであろうか。

 

 

 


講演の依頼、問い合わせは、Facebookのメッセージまたは、下記のメールアドレスまでお願い致します。
Facebookのメッセージを送る。
shiomi@prounit.jpにメールを送る。

ページトップへ